這い寄る混沌

ニャル子さん始まったらしいですね

個人的にあれはクトゥルフ的に面白いのは２巻までです
それ以降完全に作者の惰性でやってる感が半端ない感じですね

好きなので別にいいですけど



それにしても日本のラノベとかエロゲとかニャル様はやってることの規模が大きすぎる気がしますね
無数の世界の始まりと終わりを繋げて、クラインの壺を作ったり、世界の外側から干渉したり

個人的にあんまり規模がすごすぎるとせっかくのニャル様の意味がないんですよね
超常的な力を持っているが、あくまで現実的に攻めていくのがニャル様なんですよ


そういう意味で個人的に『アーカム計画』に登場するナイ神父が一番ニャル様っぽいかと
『星の智慧派』という宗教を隠れ蓑にして、わざわざ信者を使って暗躍するってのが面白い
洗脳した信者で暗殺やテロを行う一方で、クトゥルー復活のための計画を進めていたり、
わざわざラヴクラフトの小説の真価をおとしめるような行動を取ったり

どこの新興宗教の教祖だよ、っていうほど、ちゃっちな方法を使うからこそ、悪役としてのナイアルラトホテップなんですよね
それが初めから神様ぶって、運命干渉とか時間操作とか世界改変をやり始めるからつまらなくなるんです


それなら最初から巨大怪獣にでもなって暴れればいいじゃないですか
ちゃんと怪物としてのナイアルラトホテップの設定もあるんですから


最近の作品を見てて思うことでした